乳がんになって見えてきたもの

乳がん告知から現在までの備忘録。好きなものも書きます。

何から始めれば

乳がんで手術が必要と言うことは理解した。でも、手術の前に色々検査が必要で、検査

結果次第では、手術ができないらしい。それは、そのとき考えるとして...まず、誰に報

告するかと考えた。両親、子供たち、友達...どの順番で?まずは、ご主人がお医者さん

で親しい付き合いの友達にLINEで伝えた。すぐに返信が返ってきた。

「もう病院は決めたの?」外科のご主人に聞いてくれたらしくた色々とアドバイスして

くれた。ただ、病院は主治医の先生の大学病院に決めていた。先生が私の早くしたいと

言う希望を叶えてくれて、早急に検査の予約を取ってくれたから。知り合いも手術した

ことがある実績のある大学病院だった。次に子供たち...私には結婚している長女と地方

の国立大学に通っている長男がいて、どちらにも自分の口から電話で伝えた。もっと驚

くと思っていたけれど割と淡々と拍子抜けするほど冷静に聞いていた。何だか少し寂し

い。自分が思っているより、子供たちは大人になっていたんだ。いつまでも小さい時の

ままで思ってたのは、私だけだった。私は7年前に再婚し、夫も私とは再婚だった。

思春期に離婚→再婚と経験した子供たちは成長していた。友達にはほとんどLINEで伝え

た。みんなすぐに返事をくれた。励ましや心配や共感や。友達の存在は本当にありがた

い。さて、両親に伝えるのが一番悩んだ。何故か自分の口から伝えられず、夫が母親に

電話で伝えてくれた。私が伝えたら母親が泣くんじゃないかと思ったから。